普段から何気なく使っている言葉、その一つひとつが実は私達の人生を形作っています。特に無意識のうちに発してしまう口癖は、その人の性格や考え方を如実に表しています。話し言葉からは、その人となりがかなり見えてきます。

口癖を観察し、改善していく

　日常会話でよく使う「とりあえず」や「一応」などの曖昧な表現は、はっきりとした意志を示さないため、物事を前に進める力が弱まります。このような口癖が人生にも影響を与えてしまうのです。

　「どうせダメだ」といったネガティブな口癖は避け、不安なときは「サポートをお願いできますか？」など、前向きな表現を心がけることで、他人からの印象も良くなります。あのマザーテレサも「言葉はいつか行動になる」と語っており、肯定的な言葉を使い続けることで、ポジティブな行動に繋がり、最終的には望む人生を手に入れることができます。言葉は行動を生むのだ。

損する人、得する人の口癖

　忙しいことを強調する人は、他人との関係が希薄になりがちです。「忙しい」を避け、興味を示す言葉を使って人との繋がりを深めましょう。例えば、「今週は夜が埋まっていて…」と常に忙しそうに話す人は、周りから誘われにくくなります。逆に、「面白そう！」や「いつでも行くよ」といったフットワークの軽さを示す言葉を使うことで、人は自然とあなたに惹かれるもの。人との関わりを楽しむ姿勢が大事です。

行動リスト

• 「とりあえず」「一応」といった曖昧な表現を使わない。
• 不安な場面では、前向きな言葉で支援を求める。
• 人との会話で肯定的な言葉を選ぶ習慣をつける。

　これらの点に注意を払いながら、自分の言葉遣い一つ一つを見直してみてください。日常の小さな変化が、大きな成果につながるはずです。

本日のコツコツくん

　

　毎日の会話で自分がどんな言葉を使っているかを意識することが、ポジティブな変化への第一歩です。特に、自分を低くみるような「私なんて…」といった表現は避け、自信を持って発言するよう心掛けましょう。この小さな積み重ねが、人間関係や自己評価に大きく影響します。また、言葉の選び方一つで、相手に与える印象が大きく変わるため、積極的に肯定的な表現を取り入れることが重要です。

参考図書：

• 『行動力の育て方』安藤美冬
• 『なぜか好かれる人がやっている100の習慣』