ちきりんさんの「『自分メディア』はこうつくる」の感想。
ちきりんさんといえば、言わずと知れた有名ブロガー。最近はブログ記事ではなく「Voicy」で音声配信に主軸に移されているが、当時のちきりんさんの戦略的ブログ運営記が綴られている。
「自分メディア」はこう作る!
ちきりん 著
読んで、参考になった部分を列挙していく。
ちきりんさんのブログの書き方
ブログの起点
・「何を書くかではなく、今日は何を伝えよう」かが最初に決まる。
・一日に何個も伝えたいメッセージが浮かんだ日は、ブログの下書き機能を使ってメモをする。何も浮かばない日はそのリストをみながら書く記事を決める。
ブログポリシー
・1記事、1エントリーで、1つのメッセージ
・1冊の本で伝えたい複数のメッセージが浮かべば、この本を紹介する1記事書くのではなく、何記事かに分けて1冊の本を紹介する
ブログに関わる時間
・1つの記事を書く時間:文章のみなら30分、図表や写真の修正などがある場合はそれぞれの作業に30分以上かかることがあり合計1時間以上。
ブログを書く手順
「何を書くかではなく、今日は何を伝えよう」かが最初に決まる。
行動の記録ではなく、今日はどんなことを考えたと言う思考の記録をするのがちきりん日記。
2.そのメッセージを伝えるための論理構成を決める考える=思考
3.文章に必要な材料情報を集める=作業
4.わかりやすく文章を書く=技術
ブログの文体
・口語文の文章化:飲み会で、友達に伝えたいことを一生懸命に話している「私の声」を書き起こした文章
・なめらかに発音(発声)できる文章を書くこと:文章は30分最後は音読してすらすら読めるよう「てにをは」や語彙を整える。特にリズム感よく読める文章を心がけている。
「そんじゃーね」の秘話と意味
あなたが前に面白いと思ったエントリーと今日読んだことのエントリーは同じ人が書いてるんですよと伝える何かが必要になる。
複数のエントリーを繋げ、面白い文章を書くブロガーが存在していると気づいてもらうために「そんじゃーね」は大きな役割をなった(ブランディング化)。
「何を書くかではなく、今日は何を伝えよう」かが最初に決まり、記事を書くための論理構成を考え、情報収集、文章を書いていくという順番がとても参考になった。日記ではなく思考の記録と捉える。
戦略的にブログを書く
•ゴールの設定
1.目指すべき姿を明確にする
設定したゴールは、ちきりんというサイトを価値あるメディアに育てること。
価値あるメディアとは、読者が絞り込まれてくるメディア。
2.書くプロセス
「何を書くかではなく、今日は何を伝えよう」かが最初に決まり、記事を書くための論理構成を考え、情報収集、文章を書いていくという順番を日々守っている。
日記ではなく、思考のプロセス(記録)と捉えている。
自分の場合は「成長」というトピックに絞るとよいとわかっているのだが、書きたいテーマが色々(日々の学びの発信・本の紹介)あり、全部詰め込んでいるのでコンテンツが散乱してターゲットが絞れていないという課題がある。ただ、この点に関しては、自分の思考の整理のためにブログを書いているので、しょうがないかなという感じ。
本を読んでこれから実践すること
・滑らかに発音できる文章を書くために「てにをは」や語彙を整えるという点がとても参考になったので、ブログ・SNSとも真似し実践していきたい。
寛司日記を書いていくが、出来事ではなく、感じたこと、メッセージを伝える日記をブログに書き続けたい。
・書評ブログを書く際にも、1つのメッセージ目指し、深く取り下げていく記事にしていきたい。