1.リード文
ネーミングに力を入れる事は、販売促進をする上でとても重要なこと。
本書では検索され拡散されるネーミングや
記憶され、売れるネーミングの作成法などを紹介している。
タイトルの付け方や選定方法を身に付けたい人にお勧めです。
2.本のタイトル、出版社、著者
売れる!広がる!!口コミされる!!! ネーミングの極意
弓削徹
明日香出版
3.内容
普段何気に作成しているネーミング。
顧客(使い手)目線で作成すれば、商品は効率よく売れていくことになる。
そのネーミングの極意とは。
「ノートパソコン」の名付け親であり、全国の商工会議所で約650回以上ネーミングやキャッチコピー作成セミナーを開催する弓削(ゆげ)さんの一冊。
著者が対象とするネーミングは商品名やサービス名、店名、会社名、セミナータイトル、ブログ、メルマガまで幅広い。
4.見どころ
ネーミングコンセプトの型とは、
【こんな時に/こんな人が/こう使って/お困りを解決/便利に/美味しく】
「一人暮らしの人が手軽に使って揚げ物ができるミニフライヤー」
文章としては、ぎこちないがコンセプト文では十分。
ネーミングを作成するときは、コンセプトの型を使って作成していく。
本書P73参照:作成の手順あります。
個人がネーミング案を客観的に評価した点数制にすることで、
高得点を取ったネーミング3点の上位を検討材料とする(参考P232)。
5.共感したところ
商品のメリットや特性を表すキーワードを書き出し(トランクワード)を抽出した(参照P77)
トランクワードを類語辞典や類語国語辞典(角川がおすすめ)で端的なワードに入れ替える。
ネーミングという正解のない世界で、より良いネーミングをするためには多くの案を作ることが必要になる。
ブレストをして、多くのアイディアを集め制作していくことも大事。
そのためにも、公募をして周知を集めていく。
6.独自の視点
ネーミングは買い手目線、使い手目線へ視点を変えることが大事。
ネーミングはブランディングの一部としても活用すべきで、
ネーミングコンセプトの型に(ページ74参照)作成していくことで、顧客に伝えていく。
ネーミングは、なるべく5文字までの短めが良い。
7.まとめ
名前を変えるだけで、今まで売れなかった商品が売れていくように不思議な力を持つネーミング。
その作り方の極意が1冊にまとまっている。
8.おすすめ類書
なまえデザイン
セールスコピー大全
売れるコピーライティング単語帳