人生がときめく片付けの魔法 【要約】
「片付けるだけで人生が変わるなんて、本当なの?」 そんな疑問を持っている方にぜひ読んでいただきたいのが、世界1100万部を突破した近藤麻理恵(コンマリ)さんのベストセラー『人生がときめく片付けの魔法』です。 この本は、単に部屋を綺麗にするためのノウハウ本ではありません。コンマリ流“捨てる力”で人生が変わる理由がわかり、片付けを通じて、「ときめく人生」を手に入れるための“人生の指南書”でもあるのです。
1.まずは「理想の暮らし」を明確にする
コンマリ流片付けの出発点は、「モノを捨てる」ことではありません。 最初にやるべきことは理想の暮らしをイメージすることです。
どんな家で、どんな生活をしていたいのか? その部屋で、「誰と、どんな時間」を過ごしたいのか?
例えば、「ホテルのように整った部屋で、クラシックを聴きながらハーブティーを飲み、ヨガをして眠りにつきたい」といった具体的なビジョンがあると、それが片付けの“ゴール”になります。
人はイメージできることしか実現できないと、よくいわれます。 インテリア雑誌やSNSを活用して、心ときめく暮らしを思い描くことが、まず第一歩です。
人生の半分を家にいます。家が素晴らしい時間になるように具体的なイメージをぜひやってみてください。
2.片付けは「捨てる」から始まる
片付けの基本は、“ときめくかどうか”で判断して捨てること。 そして片付けは一気にやるのが鉄則です。
コンマリ流の片付けには明確な順番があります。
手順は2つ
1.物を捨てること
2.片付けること
それぞれの作業を分けて、やりきってから次の作業に進むのが鉄則です。
▼ 捨てる順番(5ステップ)
- 衣類
- 本類
- 書類
- 小物類
- 思い出品
順番は衣類、その次に本、その次に書類、小物類、そして最後に思い出品です。思い出品を最後にするのは感情的になりやすいからです。なぜ、この順番がいいのかというと「コンマリさん」の経験則から。
大事なのはどれを捨てるかより、何を残すかです。どういったモノと一緒に生活を送っていくと自分の人生がときめくのか。
ときめくか、ときめかないか。これが道標であり、 持った瞬間、心がときめかなければ、それは今の自分に必要のないモノとなります。
そして、一気に短期に捨てることが大事
さらに重要なのは、“場所別”ではなく“モノ別”で進めていくことです。 なぜなら、同じカテゴリのモノが家中に散らばっているからで、場所ごとにやると全体像が見えなくなります。

収納は「積む」より「立てる」
モノを収納するときの基本は「立てて収納すること」です。
積んでしまうと、
- モノが増えても気づきにくい
- 下にあるものを忘れてしまう
という2つのデメリットがあります。
引き出しの中の服、文房具、小物もすべて立てて収納することで、視認性が高まり、必要なもの・不要なものが一目瞭然になります。
3.片付けが“やりたいこと”を教えてくれる
自分が本当に好きなものの根っこには時がたっても変わらないと私は思います。そして、その根っこを見つけるのに片付けは大いに役立つのです。片付けをしたら自分のやりたいことが見つかりました。自分と言う人間を知るには、机に向かって自己分析をしたり、人に話を聞いたりするのももちろん良いけれど、片付けするのが1番の近道だと私は思います。持ち物は自分の選択の歴史を正確に語ってくれるもの。片付けは本当に好きなものを見つける、自分の棚卸しでもあります。
人生がときめく片付けの魔法 P236
なぜ片付けをすると、やりたいことが見つかるのか?
それは、自分のときめくモノだけが残ることで、「本当に好きなものの根っこ」が浮かび上がってくるからです。
ある女性は、片付けの後に自分の本棚を見て、保育関連の本ばかりが並んでいることに気づき、会社を辞めてベビーシッター事業を始めたそうです。
私自身も、この本を読み、自分の部屋を整理しました。自分の部屋にはたくさんの本があることにあらためて気が付きました。本棚を買い、本棚をきれいに整理したことによって、自分の好きなジャンルの本だったりとか、自分は本当に本が好きなんだ、こういうことに気がつくことができました。片付けを通して「本」に囲まれている自分に気づき、読書や発信に力を入れるようになりました。
9. いつか読むの「いつか」は永遠にこない
本の片づけは非常に難易度が高い。
僕自身たくさんの本を読むので実感するところだが、本というのは「読んでいる」、つまり使っている本は1冊か2冊で、あとの収納されている本は「これから読む」か「読み終わった」のどちらかだ。
未読の積読本
もちろん「せっかくお金を払って買ったのだから手許に置いておきたい」という気持ちもありますが、「いつか」読むだろうと買った本も、しばらく読まなくて放置してある本。遠い未来に「あの本を読みたい」と思ったら、その時にもう一度買えばいいのです。
残す本も判断基準は「ときめき」だ。手に取って心がときめく本だけを残す。
このスタンスが大切です。
あなたも、片付けをする、ときめく、ときめかないかを感じながら、ときめかないならどんどん捨てていきましょう。そうすることで、自分は本当に何をやりやりたいのか、何を大切にしているのかしっかりとわかるようになります。

まとめ
片付けは“人生を見直す”魔法の儀式
『人生がときめく片付けの魔法』は、こんまりさんの深い愛情と哲学に満ちた一冊でした。
片付けは、部屋を綺麗にするためだけのものではありません。 それは、人一人ひとりの「ときめき」に従って人生を再構築するための行動なのです。
この本のポイントと私の感想
この本のポイントをおさらい
- 片付けの前に理想の暮らしを妄想する
- まずは捨てる → 物別に順番を守って片付ける
- 積まずに立てて収納する
- 残ったモノが、あなたの“本当にやりたいこと”を教えてくれる
ときめかないモノ、プライド、肩書き、不安や心配―― そうした“ノイズ”を手放すことで、今この瞬間に集中し、「自分らしい人生」を取り戻すことができるのです。
私の感想
片付けとは未来への意思表示。未練を断ち切り前へと進むには、行動をしてチャレンジしてみること。人生でいる荷物といらない荷物を自分の「ときめき」で分別し、生きていこう
あなたの暮らしに、ときめきはありますか?
片付けが終わったとき、部屋も心もスッキリし、自分の好きなことに気づくようになります。 ぜひ、あなたもこの本を手に取って、「人生がときめく」第一歩を踏み出してみてください。
この本はコンマリさんの愛情がすごい深い本だと感じました。単なる片付けの本にしたくないという思いが、すごく私には伝わりました。片付けだけではなく仕事、家庭や将来、ときめきを持つものを残しているかどうか。これはすごい大事な考え方だと思います。ときめかない人間関係だったりプライドや肩書き、不安、心配、これらを全て捨ててときめくものに集中する。この考え方は、人生を生きる上で非常に大事だと思います。
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