「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか」【 要約/書評 】

ひろし

直感と感性の時代となった今日、なぜ世界のエリートは「美意識」を必要とするのか。

構想力や想像力が求められることにより、人の承認欲求や自己実現欲求を刺激する「感性」や「美意識」が必要となってきます。

事例をもとに時代背景と必要な理由をわかりやすく説明している新書です。

これからのビジネスマンは、「真・善・美」を鍛えねばならないと述べており、また「美意識」を高めていく方法も書かれています。

ビジネスプロジェクトを一つの「アート」(芸術)として捉えていくことを説く、山口周さんのベストセラー。

1.今回紹介する本

 ・世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?

 ・出版社 光文社新書

 ・著者 山口 周

2.本書で学んだこと

優れた意思決定の本質というのは選択することにあるのではなく、「捨てること」にあるといいます。

「一見すればどれも優れているように見えるたくさんの案をまとめて、思い切って捨てる」ことにこそある。認識を鍛えるために「何が起きているのか、これから何が起こるのか」を理解していく。

デザインやクリエイティブにおいても本質的な意味を持ち、見て感じたものを言語化し、ディスカッションすることで人の意見も取り入れられ認識力も高まっていく。アートを見ることによって観察力が高まり、観察力(見る力)を鍛えるとパターン認識から自由になれる。

3.美意識を鍛えるためにすべきこと

美意識を鍛えたいと思うならば、美しい(かっこいい)と思えるものに触れること。

アートやデザイン、植物に触れる機会を多くする。

桜が美しいと思うなら、桜を見て感じたことを言語化する。一生懸命頑張る人を美しい(かっこいい)と思うならば、そうした人々に会う。そうした人々をロールモデルとして真似をしてみる。

4.独自の視点

私が美しいと思う人は、一生懸命に自分の美学を貫き通す人。

自分のあり方がしっかりしていて、嘘をつかず、誠実に仕事をする人に「美しさ」を感じます。しかし、中身が空っぽで、外側ばかりだけ美しく装っている人々を、なぜか美しく見えない。やはり中身が大事であると言う価値観があるからなのだろう。

自分はそうなりたくないと言う価値観を持っていることに再認識しました。私が美しいと思う植物は、「桜」と「水仙」。

春に咲く「桜」は見る人を和ませ、冬に咲く「水仙」は凛としています。時期が到来し、役目が終わると、一瞬で散る「はかなさ」にも美しさを感じますね。

美意識や観察力を高めるために、もっともっと美しいものに触れていこうとこの本を読んで強く感じました。

5.まとめ

今の時代はモノに溢れており、いかに「役に立つ」かより「意味がある」かが問われています。「役に立つ」ものは溢れており、「意味がある」とは何なのか。

この問いはサイエンスではなくアートです。例えば、携帯はハイレゾで、バッテリーの持ちが良いはサイエンスな問いとなります。アートとしてどういった世界観をつくるかの問いが成功への鍵となり、世界観をつくることが本書の中で述べられていました。

どんな世界観を達成したいのかの真・善・美が大事ですね。生成AIもコモデティ化しているなか真・善・美によってうちてがあるかどうか、その事例が載っている本でした。

PAGE TOP
記事URLをコピーしました