自分を変えるノート術 【 本の要約 】
こんにちは、ひろしです。
今回は安田修さんが書かれた『自分を変えるノート術』を紹介します。
書店に立ち寄った際、この本のタイトルに惹かれ購入しました。
目次を閲覧していたとき、かつてお世話になった喫茶店のママさんから教えて頂いたことを思い出しました。
だいぶ前のことです。仕事やプライベートでいろいろと悩みを抱えていたときに福井駅近郊の喫茶店に通っていた時期がありました。
アドバイスをうけた言葉は、
「箇条書きでも良いから、悩みを書いていきなさい」
理由を聞くと、
「頭の中で考えてるだけでは、悩みや不安、モヤモヤは解消しないから」と、おっしゃっていました。
思考がモヤモヤしているとき、やるべきことが整理できないとき、自分の気持ちがよくわからないとき──
そのようなときに力を発揮するのが「ノートに書いて思考する時間」です。
今回ご紹介するのは、自分を変えるシンプルで効果的な習慣を教えてくれる一冊、
『自分を変えるノート術 』
この本が伝えたいことは、「ノート1冊、30分の投資から人生は変わる」ということ。
やりかたはシンプルで、スマホを手放しノートとペンだけを持ってカフェへ行く。
まるで「一人で合宿する」かのように、自分の内面とじっくり向き合う時間を過ごす。それだけで、思考が整理され、新しいアイデアや答えが自然と浮かんでくる。
そんな“ノートの魔法”を体験できる本です。

一人合宿のポイント
・誰とも合わない時間をつくり、カフェやホテルなどで一人でする。
・スマホは持たずに、情報を遮断する。
まずは、30分でもよいから自分自身の人生を経営する視点でノートに向きあいます。コツはとにかくノートにたくさん書くこと。何か1つでも気づきがあれば十分であり、書くことで次の行動を可視化していくことが大切です。

一人合宿のやり方
一人でノートに書きながらひたすら考える
まずは時間と場所を確保し、ノートとペンを用意し実行に移します。
具体的に書くテーマとして、将来のビジョン、悩んでいること、アイディア出し、企画の整理などが含まれます。現在の悩みなど、状態を書くことで頭の中が整理されます。また「モヤモヤ」がかかっていた頭の中がスッキリするので、将来の見通しが立てやすくなります。
そして、書き綴ったノートは後日パラパラと振り返る。ノートに書いた気づきを行動に移す。
ノートに何も書けない人に役立ちそうなアドバイス
ノートに書くことは、本の中で紹介されている内容です。
1人合宿とは、ノートにひたすら手書きすることです。ビジネスホテルに泊まり込んでやるとより効果的です。ホテルの敷居が高い方は、まずはカフェで30分から始めてみましょう。
また、山口恵理香さんが書かれた「ひとり会議ワークブック」を一緒に持っていくと一人合宿が進みます。この本は、一人会議を楽しむために書かれた本であり、各ページのワークに取り組むことで、心のモヤモヤが開放されていきます。
・参考図書

ただし、何も書けないときがありますので、その際の対処法をお伝えします。
何も書けないときの対処法
カフェにスマホを持っていかない
スマホがあればSNSを開いてしまったり、インプット系の娯楽に目を向けがちですが、それでは本来の目的から外れてしまいます。私はスマホをカフェに持って行ったときは、SNSのチェック、メッセージの返信で時間が過ぎてしまうことがあります。ですから、カフェにはスマホを持っていかないようにしています。
スマホがあると、ただそれに頭が支配されてしまうからです。
「何も書けない」というテーマから書き始めること
ページごとにテーマを決めていくのですが、テーマすら思いつかない時もあります。その時は、「何も書けない」と書き始めてみてください。自分の頭の中を吐き出していくためです。手をうごかし書いていくことでそこから何かを感じたり、書く内容が思いつくかもしれません。自由に書くことで、アイディアが浮かんできます。
カフェ選びは大切
隣の席が近いと他人の目が気になって書けなくなることがあります。適切な席選びが集中につながります。例えば、1人でテーブルを独占できる席や、壁ぎわの席はおすすめです。隣にいる人が集中しているなら、あなたも集中しやすくなるでしょう。

一人合宿の効果
思考が整理され、新しいアイディアが生まれる
書き出すことで頭の中にスペースができ、書き出す過程の中で心のモヤモヤがすっきりしたり、頭の中が整理され企画力が増したりします。
著者は、ノートで思考を整理しようという習慣を提案しています。
「自分が思うことをノートに正直に書いていく」、「定期的に計画を立てて集中して行う」とあります。
年に数回行う一人合宿は、時間がまとまった形で確保することが大切です。最初はカフェでやってみて、時間を伸ばせていけたら月に一度は図書館にこもり、誰にも邪魔されない所でやり、年に一度はホテルの一室で合宿したいものです。
一人合宿の際に、計画や年度計画、目標、現在の会社や人生の課題、今後やりたいことや伸ばしていくべき分野など、とにかくノートにまとめていきましょう。
日常の業務から離れ、ネットに繋げず、メールチェックも一切しないで、ノートに理想を語り、現状の課題をどう克服するか考えながら書いていきましょう。
「まずはやってみる」の習慣化を目指し、少しずつ思考と行動の質を上げていく実験思考が大切です。
ノートとペンを持って、カフェに行きましょう!
こちらの本ではノートにペンで書くことの効果やノートの使い方、一人合宿のやり方まで。書くことで思考もスッキリし、次の行動へのステップにもなる。具体的にノートに書きだす項目、やり方まで紹介してあります。
「もっと自分らしく生きたい」「考えを深めたい」と願うすべての人に、ぜひ読んでほしい一冊です。
バレットジャーナルのようなノートの書き方も紹介されていますので、この「一人合宿」のやり方を詳しく知りたい方、人生をノートで記録してみたいと思った方は、ぜひこの本を読んでみてください。

書くことの効用は『書くことの3つの効果』
こちらの記事にまとめています。
