本日は学んだことを実践してみて良かった習慣をご紹介します。
「マインドフルネスな食べ方を実践しよう」です。
食事は単なる栄養補給の場ではありません。それは、私たちの幸福感を高め、日々の生活を向上させる貴重な瞬間でもあります。私が最近実践し始めた「食のマインドフルネス」は、この考えを具体的に実践する方法です。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、「今、この瞬間に集中する」ことを意味します。食事の際にこの考えを実践することで、一口一口をしっかりと味わい、それぞれの食材が持つ豊かな味や香りを感じることができます。これにより、同じ量を食べても満足度が格段に向上します。
実践方法
1. ひと口ごとに箸を置く
一緒に人と食べていると「もう、食べたの?」と何度も言われていました。私は以前まで食事のスピードが速く、ほとんど噛むことなく食べてしまうタイプでした。しかし、「ひと口ごとに箸を置く」というシンプルな行動を取り入れたことで、食事のペースが自然と落ち着き、食べる量にも自然と制限がかかります。この方法では、一口30回を目安にゆっくり噛むことが推奨されています。これに加えて「一食15分以上」を目標にすれば、消化が促進され、満腹感を得やすくなるため、無意識の過食を防ぐことができます。
2. 自律神経の調整
よく噛むことは脳を活性化させるだけでなく、自律神経のバランスを整える効果もあります。食事中によく噛むことで、副交感神経が刺激され、リラックス効果を高めることができます。これは、ストレスの多い日常を送る現代人にとって、非常に有効なリラックス方法の一つです。
さらに咀嚼のリズムや表情筋がゆるむことで副交感神経の働きが高まり、自律神経が安定します。つまりガムを噛めば、脳は活性化しつつも、心は穏やかとなって平常心を保てるのです。
ガムを噛むと副交感神経の働きが高まり心身が非常にリラックスするため、自律神経的にも良いとされています。
メジャーリーガーがよくガムを噛んでいるのは、平常心を保ち、脳を活性化させるため。スポーツ以外でも集中したいとき、大切なプレゼンの前などにもガムを噛むことでバッチリ!
ただし、ガムを噛む際には人前では噛まないように気をつけましょう。
3.アウトプット前提で食べる
インスタグラムなどに食レポを書くとわかるのですが、一皿から伝わってくる盛り付け、香り、味。
どんな食材を使って、どんな調理法、味付けをしているのか。あらゆる情報を詳細に観察しないと、一つの記事を書くことができません。
一杯のカレーを食べて記事を書けるとするならば、その一杯を味わいつくしている、と言えるでしょう。
長期的な効果
マインドフルネスを食事に取り入れることで、ただ食べるだけでなく、その過程を楽しむことができるようになります。また、食事の時間をしっかりと取ることで、心身の健康を維持し、日々のパフォーマンス向上につながります。私の経験では、この食事法を取り入れてから、より心穏やかな日々を送ることができるようになりました。
皆さんも是非、この「食のマインドフルネス」を試してみてはいかがでしょうか。毎日の食事が、より豊かで意味のあるものに変わることを実感できるはずです。
参考図書
図解眠れなるほど面白い自律神経の話 小林弘幸 著