G-59GYGY4686 やらないことを決めることで、人生を整える

やらないことを決めることで、人生を整える

ひろし

「やりたくないこと」を書き出すだけで、人生が整う

「やりたいことリスト」はよく耳にするけれど、今回はあえて逆のアプローチ──「やりたくないことリスト」を作ってみませんか?

私たちは日々、無意識のうちに“気が進まないこと”や“本当はやりたくないこと”に、時間やエネルギーを使っています。そしてそれが、知らず知らずのうちに心や身体の疲労やストレスを生み出しています。

そこで、まずやってみてほしいのが、「やりたくないこと」を書き出していくというシンプルな行動です。

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズ氏の「何をしないかを決めることは、何をするかを決めるのと同じくらい重要だ」という言葉は有名です。 1日24時間という限られた資源を増やすことはできません。したがって、何かを「やる」ためには、何かを「やめる」必要があるのは原理原則なのです。

本当にやりたいことを実現するためには、「やらないこと」を明確にすることが欠かせません。

書き出すことで、無駄な時間を可視化する

始めるまで気が重いことや、つまらないと感じること。終わった後にどっと疲れることや、TODOリストに何週間も残っていること。

「やらないこと」「やめたいこと」を箇条書きでリスト化するだけです。 私は、仕事面と私生活のそれぞれにおいて、自分自身に課す“マイルール”としてまとめています。

こんな感じで、リストアップしてみましょう。

例:

  • 目的のないSNSのひとり歩き
  • 誰にでも任せられる作業
  • 一緒にいて疲れる人との時間
  • 価値観が合わない人、違和感のある人とは仕事をしない
  • 露骨な値引き要求には応じない
  • 報告のためだけの資料作成に時間をかけない
  • 飲み会の場で過度に飲みすぎない
  • 海外ドラマを見ない
  • スマホゲームはやらない
  • ゴルフはやらない

こうした「やりたくないこと」は、自分の時間や精神的な余白を奪う“ノイズ”のようなもの。まずは紙に書き出し、 本当に必要か? 得意な人に任せられないか? と問いかけてみてください。

嫌いの裏には、好きが隠れている

「やりたくない」を明らかにすると、その対極にある“やりたいこと”が見えてきます。

たとえば…

嫌いなこと好きなこと(逆の価値)
非効率で無意味な作業意味があり、効率的な仕事
手順通りの作業自由に工夫できるクリエイティブな仕事
主導権のない会議自分で進行する企画やプレゼン
雑多で整理されてない環境整理整頓された快適な空間

つまり、「嫌い」や「苦手」から“自分らしい生き方のヒント”が得られるのです。

ネガティブ→ポジティブ変換で「なりたい自分」を描く

「〜はしたくない」という否定形のままでは、脳はそのイメージに囚われてしまいます。だからこそ、肯定的な言葉に言い換えるのが大切です。

変換例

  • 「汚い部屋で過ごす」→「きれいな部屋で穏やかに過ごす」
  • 「時間に追われた仕事は嫌」→「自分のペースで働ける自由な仕事をする」
  • 「不平不満ばかり言う人になりたくない」→「感謝の気持ちを忘れず生きる人になる」

こうしてポジティブな言葉で“理想の状態”を再定義すると、自分が本当に望む姿がより明確になります。

「やめたいこと」は、あなたの未来を切り開くスイッチ

私たちの人生の質は、「やりたいことをしているか」よりも、 **「やりたくないことに、どれだけエネルギーを奪われていないか」**で決まるのではないでしょうか。

  • 嫌なことに使っていた時間を手放す
  • 空いたスペースに、自分らしい「やりたいこと」を入れる
  • ストレスが減り、心が軽くなる

このシンプルな流れを意識するだけで、日常はもっと自由に、もっと楽に変わっていきます。

書き出すことを、習慣にするなら

「やりたくないことリスト」は1回書くだけでは終わりません。定期的に見直すことで、どんどん自分らしい時間にアップデートできます。

書き出して、決断して、手放す

「やめたいことリスト」を作るのは、自分と正直に向き合う作業。 だからこそ、始めるには少し勇気がいります。でも、書くだけなら誰にでもできます。

最初の一歩はこうです:

  • 紙とペンを用意して、まずは10個、思いつくままに「やりたくないこと」を書いてみる。
  • それを肯定的な表現に変換してみる。
  • 最も重たい1つを「今日、やめる」と決めてみる。

まとめ|人生を変えるのは「やりたくない」に気づくことから

人生の時間は有限です。 やりたくないことに費やす時間が減れば、やりたいことが自然と増えていきます。

理想の生き方を探すより先に、「理想じゃない生き方」を手放してみませんか?

やりたくないことリストは、あなたの人生のバージョンアップを加速させる最強の自己整理ツールです。 今日、このブログを読んだこのタイミングをきっかけに、ぜひ実践してみてください。

行動ステップ

  1. 紙とペンを用意する
  2. 「やりたくないこと」を10個書く
  3. それぞれをポジティブな表現に変換する
  4. 最も重いものを、今日手放すことを決める
  5. 空いた時間で「やりたいこと」に着手する

「やめる」は、あなたの人生を変える勇気ある決断。 ぜひ、このリストをあなたの「幸せの設計図」にしていってくださいね。

やりたくないことをやめたあと、何をするか?

Not To Doリストは作って終わりではなく、定期的に見直し、実行できているかを確認する仕組みが必要です。

私の場合は、毎月の月次計画を立てる際に「今月のやらないことは何か?」と自分に問いかけ、セルフコーチングのようにリストを見返しています。

「やりたくないこと」を手放すことで、得られることは時間と豊かな感情です。

時間とは「命」であり、あなたが生まれてきた意味を証明する活動でもあります。人生に無駄な事は1つもないとはよくいいますが、方向が違うと無駄なことに近くなります。

「止まない嵐はない」という言葉があります。「なるようになる」を信じ、そう信じてやりたいことを増やす時間を作っていきましょう。

・そんな次のステージを考えるのにおすすめの本があります。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする/グレッグ・マキューン/高橋璃子

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