組織のなかで仕事をするときに欠かせないのが、報告・連絡・相談(報・連・相)です。
1.自分の中で限界を作らない。
報連相の返事の前置きとして、
「すみません。まだ準備不足なのですが」
「どうせ、私なんか・・・」
と言い訳をしてしまう事はありませんか?
実はこの否定語や言い訳は、自分や相手にも逆効果です。
人の話し方や言葉選びには個性やクセが出るもので、
なかには聞いている方が不快に感じるときがあります。
無意識にこうした枕詞を習慣として使っているなら、今すぐやめるべきです。
相手からの反応を「ポジティブ」なものにしていきましょう。
口ぐせや言い回しを変え、自分で自身の追い風となるような言葉に変換していきましょう。
2.質問されたら素直に答えましょう。
回答者するときは、聞かれたことに答えましょう。
どんな質問も聞かれたことに、最初に答えることが鉄則です。
「アポは取れたのか取れなかったのか。別の日に決まったのかどうなのかを教えてくれ!」
質問した人は、こう考えているからです。
あなたが提供する周辺情報は雑音でしかなく、原則として聞かれたことに素直に答えましょう。
NGの具体例として、
「それで〇〇さんにアポイントは取れたのか?」
と言う質問を受けたら、
「〇〇さん、出張らしいんですよ」
などと意味不明な背景から返事をしてしまう人が多いです。
状況を説明するのではなく、あくまで結論を最初に伝えること。
会話で大切なのは相手が言いたいことをつかむこと。
人は自分に理解してほしいものです。
「相手が言いたいこと」と「どうすれば気分が良くなるか」を常に考える癖をつけましょう。
「とりあえず」の言葉は使わない。
仕事を頼まれた際の返事は、「とりあえず」という言葉を使わない。
代わりに「まず、・・・」と言ってみましょう。
言葉遣い一つで人に与える印象は「ガラリ」と変わります。
仕事を頼まれた際に「とりあえず、この資料作っておきます」と答えたら、
相手に対して、「とりあえずのやっつけ仕事か・・・」と思われてしまいます。
「とりあえず」を使わず、「まず」と言い換えましょう。
「とりあえず」と言いたいところを、まずと言い換えれば「次に」という言葉も意識することができるようになります。
「まず、」という言葉を使うことで、仕事のステップ(順序)を意識することができますね。
初めて経験する仕事や慣れない仕事であった場合には、自分一人でやり切るのは難しいかもしれないですが、
そうした場合には、
「ここまで自分でやりましたが、ここで詰まっています。」
上司にこまめに報告・連絡・相談し、前に進んでいけば良いのです。
催促しない限り、頼んだことをやってくれない人に積極的に次の仕事を頼む人はいません。
周囲から信頼に足る人物だと評価されれば、次の仕事が順に回ってくるのです。
「とりあえず」ではなく「まず」と言い換えれば、あなた自身が成長するきっかけにも繋がっていきます。仕事のスキルも上達して次のチャンスも得ることができますね!