3ヶ月使わなかったら処分!気持ちよく暮らすための片付けのコツ

片づけのコツは「単に捨てる」ことではありません。
「片づけが苦手で、どこから手をつければいいのかわからない」このような悩みを抱える方にこそ伝えたい、片づけの方法があります。
実は、片づけのコツはとてもシンプル。「いらないものを捨てる」のではなく、「いるものだけを残す(ときめくものだけを残す)」という発想に切り替えることです。
今回は、ミニマムで心地よい暮らしを手に入れるための「片づけの大事なルール」を、具体的にご紹介します。部屋がスッキリ整うと、思考までクリアになり、日常のストレスも驚くほど軽減されていきますよ。
部屋の中は、スカスカにしておくのが理想
片付けのコツは「片付ける必要がないくらい物を減らす」ことです。
基準は普段使っているものは残す。使わなくなったものは、捨てる・メルカリに出すというルールを繰り返していきましょう。
家の中に使っていないものを残さない。これを守れば、家は必ずきれいになります。
少なくする基準は、「1ヶ月に月1回以上使うものだけを置く」ということです。2〜3ヶ月に1回しか使わない物については、収納スペースにしまってもいいですが、それも最小限。
たとえば、ファンヒーターや扇風機などの季節物だけは例外として保管すればOKです。
「使うものだけを残す」という習慣を繰り返すために、本当に家が広く感じられるようになるための具体的な手順をご紹介します。

取り入れたい3ヶ月ルール
3ヶ月使わなかったものは、原則処分する
なぜ3ヶ月か
1年には四季があります。その四季というのが、だいたい3ヶ月おきに巡ってきます。春・夏・秋・冬、それぞれの3ヶ月間に使わなかったものは、1年通しても使わない可能性が高いです。そして、1年使わなかったものは、たいてい2年、3年とずっと使わないままになっています。
たとえば、食べ物でいうインスタント食品などもそうです。缶詰なども含めて、3ヶ月食べなかったものは、そのまま半年、1年と食べずに放置され、消費期限が切れてしまうことが多いというのが実情ではないでしょうか。
洋服も同じで、春・夏・秋・冬、それぞれのシーズンに一度も着なかった服は、次のシーズン、あるいはその後も着ないことが多いですね。結局、着る機会がなくなっていきます。
その他にも、本なども3ヶ月間読まなかったものは、その後も読まないことがほとんどです。
3ヶ月使わなかった時点で、処分候補にする
家の中にある、あらゆるものに6ヶ月〜1年使わなかった時点で、ほぼ処分確定として扱うのがよいですね。
こうした考え方で、収納スペース──たとえば食料置き場やタンス、引き出しなどを整理し始めると、驚くほど楽になります。たとえば洋服、文房具など──「そういえば使っていないな」と思ったら、それは手放しのサインとなります。
ぜひこの「3ヶ月ルール」、つまり3ヶ月使わなかったものは処分の対象に、6ヶ月〜1年使わなかったら処分確定、というイメージをもって限られた収納スペースや住まいの空間を上手に活用してみてください。
買ったら、何かを「手放す」
「買う=何かを手放す」というルールを設けるのも効果的です。
- 服を買うときは、一着手放す
- 靴を買うときは、一足捨てる
このように現在持っている数を意識することで、「もっと欲しい」という欲求の暴走を止めるブレーキになります。
そもそも物への執着とは、満たされなかった心理的欲求を“物”で埋めようとする行動だと私は思います。 本当に満たされたいのは、モノではなく心ですよね。 だからこそ、まずは物を手放すことによって、執着心が手放されていきます。
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あなたにとって「本当に大切なもの」だけを残した暮らしへ。シンプルな生活を送ることで思考も整理されます。モノを減らし、快適な生活を始めていきましょう。

裏技は、迷ったら「使っていない × 再調達できる?」で判断する
捨てるかどうか迷ったときは、以下の2つを基準にしましょう。
- ① 3ヶ月使っていないか?
- ② 必要になったら買い直せるか?
たとえば「3,000円以内なら、買い直していい」というように、自分なりの価格ラインを決めておきましょう。手放す決断がしやすくなります。
ものを手放して、私が気づいたこと
部屋を一度片付けてみたとき、驚くほど多くの“思い込み”に気づきました。 「これは必要だと思っていたけど、実際はなくても困らない」 「大事だと思っていたけど、ただ手放すのが怖かっただけ」。
昔から大切にしまい込んでいたものを思い切って手放したとき、肩の荷が下りるような感覚を得られました。 片付けは、自分を知ることにもつながります。そしてその流れで支出を見直し、日々の出費を記録していくうちに、無理なくお金が貯まるようになりさえもしました。 すると、心が軽くなっていったのです。
暮らしている日々の積み重ねが、今のあなたの部屋を形作っています。それをひとつひとつ見つめ直していきましょう。使う、「ときめくもの」だけ残した生活にすれば、生活も豊かになり「これからの新しい自分」が見えてきます。
まとめ|片付けは、過去を整理し、未来を選ぶ行為
片付けとは、ただモノを捨てるのではなく、過去の執着や迷いに“片をつける”こととも言いう人もいます。 まずは、身の回りを整えることから始めましょう。あなたの暮らしの質も、考え方も、そして人生が── 大きく変わっていきます。
片付けはただ物を処分する行為ではなく、自分の価値観と向き合い、判断力を育てる行動の連続です。必要のないものに埋もれた状態から抜け出すと、自分にとって本当に大切なものが見えてくるようにもなります。持ち物すべてに対して「ときめくかどうか」を問い、自分の基準で選択していくことで、決断力が磨かれていきます。
「自分で選び取る力」を得ましょう。他人に判断を委ねなくなります。
結果として、日々の行動にも迷いがなくなります。
そして、理想の人生に向かって情熱的に歩めるようになるのです。
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