G-59GYGY4686 『そろそろお酒やめようかなと思った時に読む本』 【 本の要約 】
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『そろそろお酒やめようかなと思った時に読む本』 【 本の要約 】

ひろし

こんにちは、ひろしです。

「お酒、そろそろやめたいな」──そう思った今が、人生を変える絶好のタイミングですよ。今回は、アルコール依存の怖さや、やめることのメリットを科学的に解説してくれている一冊 『そろそろお酒やめようかなと思った時に読む本』をもとに、お酒との向き合い方を見直すヒントをお届けします。

お酒の正体は“合法の薬物”

「少しなら健康にいい」「晩酌でストレス発散」──今まで、そう思っていませんか? 私は数年前、そう思っていました。しかし近年、世界中の研究により「アルコールは百害あって一利なし」と明確に示されています。

お酒は“合法”でも、その依存性と健康被害は決して無視できないのです。

お酒とは何か

  • 「お酒は百薬の長」というのは、中国・秦の時代の酒税導入キャンペーンで生まれた”嘘”のキャッチコピー
  • 実際には、お酒は合法の薬物であり、ニコチンや違法薬物と同等レベルの依存性を持つ。
  • WHOもアルコールを危険な薬物と見なしている
  • 世界的に見ても、健康障害の最大リスク要因の一つ。

アルコール依存症は“誰にでも起こりうる”

アルコール依存は、静かに、しかし確実に進行します。

アルコール依存症の人の特徴5つ

当てはまっていないか、チェックしてみてください。以下のような兆候がある方は注意が必要です。

  1. 晩酌が毎日の習慣になっている人  寝る前のお酒は睡眠の質を下げます。毎晩欠かさず飲む方、365日飲んでいる方は要注意です。
  2. 医者から飲酒を注意されてもやめられない人  「控えてください」と言われても飲み続けてしまう人は、依存の兆候が見られます。
  3. お酒を飲んでいるときだけ楽しくなれる人  お茶やノンアルコールでは楽しめない、酒なしでは盛り上がれない人は危険信号です。
  4. 休日の楽しみが飲酒しかない人  休みの日はずっと飲んでいる、他にやることがないという人も依存傾向があります。
  5. 飲みすぎを指摘されても否認する人  「大丈夫」「私は問題ない」と否定し続けるのも、依存のサインです。

依存症の入り口は、“ちょっとした習慣の積み重ね”から始まるのです。

お酒をやめる・減らすメリット7つ

  1. 深く眠れるようになる  禁酒により睡眠の質が上がり、朝の目覚めもスッキリします。
  2. 体重が自然と減る  お酒で味覚が鈍くなり、濃い味や高カロリーを求めて食べすぎる傾向があります。禁酒するとその連鎖が断ち切れ、体重も自然と減っていきます。
  3. 肌ツヤが良くなり若く見られる  アルコールによる水分不足や炎症が肌に悪影響を与えます。禁酒すれば肌ツヤが改善され、アンチエイジングにもなります。
  4. 集中力が上がり、思考がクリアになる  質の高い睡眠によって脳が冴え、朝から集中力が高まり、仕事にも良い影響を与えます。
  5. 時間に余裕ができる  飲み会や晩酌に使っていた時間を、運動・読書・学び・家族との時間にあてられ、生活が豊かになります。
  6. お金が貯まる(10年で216万円も!)  例えば、ビール500mlを1日2本(約600円)飲むと、月18,000円、年間216,000円、10年で216万円の出費になります。禁酒でこれが節約できます。
  7. 生活習慣病やがんのリスクが減る  認知症・うつ病・高血圧・糖尿病・がんなど、多くの病気の予防になります。

【お酒をやめるべき理由】

  1. 睡眠の質が下がる アルコール分解で生じるアセトアルデヒドが、興奮・利尿作用を引き起こし睡眠を浅くする。
  2. 体重が増えやすい 飲酒によるカロリー摂取や代謝の乱れが原因。
  3. 老化を早める アセトアルデヒドは体内の炎症を促し、細胞の老化を進める。 アンチエイジングには「老廃物をためず、体に無理をさせない」ことが基本。
  4. 重病のリスクが高まる アセトアルデヒドはDNAを傷つけ、がんなどの原因にもなる

お酒をやめる

まずは、お酒の量を減らす

飲み方を工夫する(アルコールをコントロールする方法)

  • ゆっくり飲む  時間をかけて味わいながら飲むことで、酔いの進行を緩やかにし、飲みすぎを防ぎます。
  • 水と一緒に飲む  1対1の割合で水を取り入れると、脱水予防にもなり、悪酔いも避けられます。
  • チャンポン(複数種の酒を混ぜて飲む)をしない  種類を変えず、1種類のお酒に絞ることで体への負担を減らせます。
  • 休肝日を週に2日以上設ける  肝臓を休ませる日をしっかり確保してください。

お酒に触れない工夫をする

  • その日飲む分だけ買う  まとめ買いはせず、買い置きは避けましょう。家にあるとつい手が出てしまいます。
  • お酒のコーナーに立ち寄らない  スーパーやコンビニではお酒売り場に近づかない。視界に入れない工夫が大切です。

お酒をやめる方法

  1. 宣言する 周囲に伝えることで、飲酒の誘いを断りやすくなる。
  2. 記録する 飲酒状況・変化を可視化。
    • 「禁酒」=1人でやめる
    • 「断酒」=周囲の力を借りてやめる
  3. 90日間続ける 習慣のインストールには約3ヶ月。 成功の鍵は教育と環境の整備

最もつらいのは最初の2週間

人間の脳には「何かにはまりたい」という性質があります。 アルコールから健康的なもの(運動、学び、趣味)に没頭する先を変えることが重要です。

「飲まなきゃやってられない」から「健康になりたい」へ。 飲酒量が減ってきたらまずは成功と考え、次のステップとして禁酒に挑戦してもよいでしょう。

私自身は、仲間とお酒を楽しむのが好きなので完全な禁酒はしていませんが、週に5日以上の休肝日を設けるようにしています。

禁酒が一番つらいのは最初の2週間です。 ここを超えると体調が改善します。血液検査の結果も良くなり、肌ツヤも明らかに変わってきます。先日、血液検査をしてもらいました。数値にどこも異常がなかったとお医者さんに褒められまし。

まとめ|行動するなら“今”しかない

そろそろお酒をやめようかな」と思ったその瞬間が、最大のチャンスです。

お酒は一見「良い習慣」に見えますが、依存・健康被害・老化・病気などのリスクがあります。やめることで人生の質が劇的に向上するので、禁酒・断酒を早いうちにやめる行動をとることが大切です。

お酒を飲むと、つらい気持ちが一時的に和らぐ。そんな経験、誰にでもあると思います。でも──それは一瞬のごまかしでしかありません。感情を抑えるために飲み始めたはずが、気づけば、お酒に心も人生もコントロールされている。 飲んでも現実は変わらないです。むしろ時間が経つほどに、あなた自身が苦しむ結果につながっていきます。

この悪循環を断ち切るには、まず一つだけ決めてください。

お酒をやめようと、決意すること。

健康のためには「飲まない」がベストです。あなたが弱いからではありません。 むしろ、自分と向き合う「強さ」があるからこそ、このページにたどり着いたのです。

いま、あなたがやるべきことはたったひとつ。

今日から、お酒を1日やめてみる。

  • その不安や寂しさは、お酒じゃなくても和らげられます。
  • そのストレスは、歩くことでも、書くことでも、誰かと話すことでも発散できます。
  • 自分を責める必要なんてありません。 今からでも、人生は取り戻せます。

もしあなたが、「もうやめたい」「このままではまずい」と感じているなら── それは、あなたの心が変わりたいと叫んでいるサインです。

一歩踏み出しましょう。

行動リスト

・お酒をやめると決意する

・記録用のチェックシートを作成する(日記や手帳に記録する)

・お酒が販売されているところに近づかない

📘 紹介書籍『そろそろお酒やめようかなと思った時に読む本』 ──「やめたい」の背中をそっと押してくれる、実用的でやさしい1冊。

「そろそろ、お酒やめようかな」と思ったときに読む本 [ 垣渕洋一 ]

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